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統合型電子カルテシステム「PrimeKarte」 JA静岡厚生連 遠州病院で稼働

 JA静岡厚生連 遠州病院様(浜松市、大石強院長)はSBS情報システムの統合型電子カルテシステム「PrimeKarte」の更新を実施し、2022年3月1日から新バージョンによる運用を開始しました。これにより、グループ4病院で実施してきたシステム更新がすべて完了しました。

4病院のシステム更新が完了

 JA静岡厚生連4病院では、さらなる業務効率化を目指し、病院情報システムの更新と合わせて機能強化を順次実施してきました。
 最後の更新となる遠州病院様では、前回のシステム更新時に電子カルテ化を実現していますが、今回の更新により業務効率化の推進や安全対策の強化、患者サービスの向上を目的とした機能追加を実現しました。
 機能追加の主な例として、病棟業務におけるモバイル端末を利用した入力支援、バイタル測定機器とのデータ連携、LINEによる患者向け診察待合状況のお知らせサービス、院内感染症対策のマネジメントシステムなどがあります。さらに、すでに稼働している3病院様でも実現している電子署名とタイムスタンプ機能、健診オーダ機能も実装しています。


▼遠州病院様外観

モバイル端末などによる病棟業務の強化

 今回のシステム更新では、病棟業務の強化を目指して、これまでのノートPCを利用した回診業務に加え、モバイル端末での業務を可能にした「PrimeKarteTouch」を導入しました。これにより、バイタル入力、3点認証、カルテ参照、SOAP、褥瘡入力、観察項目、処置セットの実施が可能となり、ベッドサイドでのシステム利用が容易となります。
 また、各種インターフェースに対応したバイタル測定機器とのデータ連携機能を新たに実装し、三和化学研究所製血糖測定機器との無線LAN環境を利用したデータ連携を実現しました。
 これにより、発生源でのデータ入力による業務負荷軽減や、入力過誤の抑止に効果が期待されます。今後も、NFCに対応したバイタル測定機器の導入と対応を順次実施していく予定です。

LINEによる患者サービス向上を実現

 遠州病院様では、2007年から患者サービスの一環として診察番号表示システムと連動した電話呼び出しサービスを提供してします。さらに今回、既存のサービスに加え、LINEによる診察待合状況のお知らせサービスの提供を開始しました。


 コロナ禍での更新となりましたが、安定稼働を迎えることができました。システム更新作業にあたっては、遠州病院、JA静岡厚生連本所の職員様に多大なるご協力を賜りました。この場を借りて深く感謝申し上げます。


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