SBS情報システムは、2022年2月25日に静岡県デジタル戦略課様が主催した「市町DX推進勉強会」にシステムベンダの立場で登壇し、自治体情報システムの標準化・共通化の現時点における情報提供を行いました。また、急速に進む自治体のデジタル化に対応すべく、当社公共事業本部内に「企画部」を新設しました。
- 開催の経緯
静岡県デジタル戦略課様とSBS情報システムは、静岡県内の市町が2025年度末までに標準準拠システムへ安定して移行できるよう支援を検討しています。その第一歩として、県内市町向けに標準化・共通化の意識啓発を目的としたWEB形式による「勉強会」を実施しました。
勉強会は二部構成で、第一部ではデジタル戦略課主任の池田様による「標準化・共通化の基礎」、第二部では当社による「標準化・共通化に係る取り組み」をテーマに概要などを説明しました。
- 全自治体共通の課題
当日は、静岡市様と浜松市様など29団体にご視聴いただくことができ、関心の高さを伺うことができました。勉強会を視聴した職員様からは、「県の説明を受け、庁内の課題を再確認する」「既存の住税ベンダに対応方針を相談する」との意見をいただきました。
また当社の説明に対しても「SBSの対応方針を知ることができてよかった」と好評でした。
本年度から、各市町で標準準拠システムへの移行の検討が本格的に進められることから、静岡県デジタル戦略課様も市町の情報システム標準化・共通化を強力に支援するため、支援窓口の設置やアドバイザー派遣等によるアウトリーチ型支援など、継続的な支援を計画されています。
当社としても静岡県様の取組に賛同し、積極的な協力と情報発信に努めていきたいと考えています。
▼勉強会資料 静岡県資料一部抜粋

- 「企画部」の創設
当社は「国の指定する標準準拠システムへ問題なく確実に移行すること」が、各市町が直近で抱える大きな課題と考えています。一方で、コロナ禍を契機に国が主導となりデジタル化へのシフトが急激に進むことで、従来の市民サービスの検討や変更が余儀なくされています。
これらの動向に対応すべく、2022年4月1日付で当社公共事業部本部内に「企画部」を新設しました。直近に控えている標準準拠システムへの確実な移行を実現するための情報収集や発信に加え、ICTを活用した新たなサービスを創出するための研究を進めていく方針です。
自治体を取り巻く環境が変化し続けるなか、継続的に市町のご支援ができるよう努めていきます。