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第63回全日本病院学会in静岡 HL7®FHIR®対応電子カルテシステム「PrimeKarte」を出展

 SBS情報システムは、2022年10月1日、2日にアクトシティ浜松で開催された「第63回全日本病院学会in静岡」に、電子カルテシステム「PrimeKarte」を出展しました。HL7®FHIR®に対応した同製品のPRや今後の取組方針などを紹介しました。

全日本病院協会の学術研修の場

 全日本病院学会は、会員数2,500病院からなる公益社団法人全日本病院協会が学術の研修の場として年1回開催しているものです。63回目の今回は静岡県支部が担当となり、「ポストコロナ時代を生きる」をテーマに開催されました。学会長をフジ虎ノ門グループの土田博和会長が、また実行委員長を社会医療法人駿甲会コミュニティーホスピタル甲賀病院の甲賀啓介院長が務められました。

HL7®FHIR®対応「PrimeKarte」をPR

 会では、企業展示ブースやポスター展示ブースに加え、講演やランチョンセミナー、シンポジウムなどが行なわれました。当社は、企業展示ブースにHL7®FHIR®に対応した電子カルテシステム「PrimeKarte」のほか、医師の働き方改革に寄与するツールとして引き合いが活況な診断書作成支援システム「PrimeReport」を展示しました。
 HL7®FHIR®に対応したPrimeKarteは、本年7月に開催された「国際モダンホスピタルショウ2022」でも展示し、ヘルスケア市場に向けてアピールしました。医療情報交換のための国際標準規約であるHL7の一つであるFHIRを新たに実装した製品として、注目を集めることができました。


▼当社展示ブース

ポストコロナ時代の病院経営

 学会内のシンポジウムでは、ポストコロナ時代の病院経営について活発に議論されていました。例えば、ある医療機関の例として、地域的に循環器科の診療が弱いことに着目し、この分野を強化することで近隣の患者を呼び込むことに成功した事例が紹介されていました。
 また、ポスター展示ブースでは、病院隣接の児童発達支援施設における医療的ケア児の受け入れについて、多職種連携の重要性を感じた一例や、てんかん症状の患者について、多職種が在籍する施設を利用し食事が楽しめるようになったケースなど、医療機関での取り組みを紹介するブースもありました。
 コロナ禍で病院経営の厳しさが続く状況や、患者ニーズが多様化する中で、各病院が様々な経営努力に取り組まれていることを実感しました。当社もシステムベンダとして、超高齢社会や労働人口減少など課題を抱えながら改革が進むヘルスケア産業において、お客様が求める新製品や新サービスを提案していく必要性をあらためて感じました。


 ポストコロナ時代において医療機関のあり方、病院経営の考え方など、当社としても非常に勉強させていただく機会になりました。この度、全日本病院学会in静岡におきまして、当社展示ブースへご来場いただいた方々、ならびに展示事務局、運営事務局、出展のお誘いをいただいた方々に対しまして、深く感謝申し上げます。