熱海市様では、仮想ブラウザシステム導入業者選定においてSKY社の「SKYDIV Desktop Client」(以下SKYDIV)
を採用し、SBS情報システムが構築を行い、2022年10月1日に稼働しました。当社としては小山町様、富士宮市様に次いで3団体目の実績となります。
- 社内部署横断での提案を実施
現在熱海市様には、「熱海市、伊東市、函南町自治体クラウド共同調達」で当社の総合行政システム「STAFF-クラウド」を採用していただき、2021年9月から運用を開始しています。
熱海市様では、ネットワーク強靭化によるインターネット切り離しから5年経過したことに伴い、仮想ブラウザの更新を検討していました。当社は2020年度に小山町様で、さらに2021年度には富士宮市様でSKYDIVの構築実績があることから、提案の機会をいただきました。
当社は、「ITサービス事業本部」を新設し、ネットワーク・ITインフラ系の構築、運用サポートをする新たなサービスを提供しています。今回は、ITサービス事業本部とSKY社が共同でプロジェクトに取り組み、構築を行いました。
- 課題解決実現と管理のしやすさが採用のポイント
SKYDIVはテレワークやネットワーク分離環境などで、安全かつ便利に業務を行うことができるシンクライアントシステムです。基盤には多くの組織で運用されているWindows-Server/Hyper-Vを採用しています。利用者の使いやすさと、直感的に使いやすい管理画面、開発からサポートまでを国内で提供、日本語での対応が特長の製品です。
今回、SKYDIVを採用した点について、熱海市秘書広報課広報情報室の担当職員様は、「これまでインターネット閲覧環境は物理端末を利用していたため、部署ごとに配置された端末を交代で使っていました。業務により利用頻度に差があるため、部署によっては端末が不足し、利用したい時にすぐ使えないという課題がありました。SKYDIVを導入したことにより、この課題は解決しました。」と述べられています。さらに、「またSKYSEA Client Viewを利用していて、管理がしやすくサポートや保守体制に安心感がある点など、価格面以外の点も評価し採用しました」と評価ポイントを挙げられています。
▼熱海市職員様がSKYDIVでインターネットを閲覧中
- DX推進に向けた提案、構築サービス
現在、各自治体様では自治体デジタル・トランスフォーメーション(DX)推進計画を踏まえ、重点取組事項や地域社会のデジタル化に向け、様々な取組を計画・策定されています。当社は、住民情報システムの標準化対応だけでなく、DX推進のご提案や構築により一層注力して取り組む所存です。
「SKYDIV」構築にあたり、熱海市秘書広報課様には、多大なご尽力を賜り稼働することができました。今後も、熱海市様のDX推進のご支援ができるよう努めてまいります。この場をお借りし深く御礼申し上げます。