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焼津市立総合病院様 PrimeKarteを利用した電子処方箋の運用開始

 焼津市立総合病院様は、2024年11月12日より、国が進める医療DXの施策の一つである電子処方箋の運用を開始しました。静岡県内の病床機能を持つ医療機関では、3番目の運用開始となります。

運用開始までの経緯

 焼津市立総合病院様は、院内の業務効率化を図る目的で、医療DXにつながるシステム化を計画的に進められています。電子処方箋への対応についても、2024年度中の運用開始を目標としていました。
 2024年6月時点で病院長の指示のもと2024年11月中に運用を開始すると定め、薬剤科、医事課などの主要担当者によるワーキンググループを組織し、導入作業を本格的に開始しました。
 2024年7月下旬及び11月上旬に職員向け説明会を実施し、わずか5か月という短期間でシステム導入にいたりました。

電子処方箋の運用状況

 2024年11月12日より、電子処方箋による院外処方箋の発行を開始しており、2025年1月15日現在、内科、消化器内科、循環器内科、泌尿器科、精神科、小児科、皮膚科、呼吸器内科の診療科で電子処方箋の発行を行っています。
 全診療科での運用に移行するため、2025年1月より市民・患者向けに院内掲示、病院ホームページ、焼津市広報誌に電子処方箋の運用が開始されたことの案内を行うなど、利用者数の増加に努めています。
 また実際に電子処方箋を受付し、患者に薬を提供する焼津市内の薬局にも、薬剤師会を通じて電子処方箋運用に関して働きかけを行っています。

▼焼津市広報誌(抜粋)

さらなる医療DXの推進

 焼津市立総合病院様のシステム化の計画はさらに続きます。2024年度中にオンライン資格確認システムを利用した救急時医療情報閲覧機能に対応するほか、2025年度に向けて電子カルテ情報共有サービスへのシステム対応を実施予定です。2026年度には医療DXに係る体制を整備して、働き方改革と質の高い医療の提供を目的に医療情報システム更新整備も計画されています。
 当社では、焼津市立総合病院様のシステム化の計画について、実現可能で効果的なソリューションを継続してご提供できるよう、知識習得と技術力の向上に努めていきます。

▼PrimeKarte医療DX関連対応機能(カタログ抜粋)

 今回の電子処方箋の導入にあたり、関病院長、林薬剤部長をはじめ多くの職員様に多大なご尽力を賜りました。この場をお借りして深く御礼申し上げます。