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仮想化基盤ソリューション「Nutanix」 焼津市にて稼働

 SBS情報システムは、焼津市の仮想化基盤更新業務を令和6年8月に受託し、令和7年1月より本稼働しました。システムのパフォーマンス向上、安定性の確保及び運用コストの削減を図ることを目的とし、既存の仮想基盤を最新の仮想化技術を用いてリプレースしました。本環境の構築にはHCI(Hyper-Converged Infrastructure)である「Nutanix」を採用しました。「Nutanix」の導入構築は当社では2例目となります。

「Nutanix」を採用したことによる効果

 HCI(Hyper-Converged Infrastructure)の特徴は、運用管理が容易であることに加え、高い拡張性が挙げられます。これまで焼津市では3Tierを採用しサーバ、スイッチ、共有ディスク装置等のインターフェースを個別ツールにより管理していましたが、「Nutanix」ではサーバ、ストレージ、仮想マシンの管理・監視を一画面で行うことが可能になるため効率的な運用管理が期待できます。
 また、「Nutanix」では、仮想化ライセンスを「Nutanix AHV」、「VMware ESXi」、「Microsoft Hyper-V」から選択可能であり、このうち「Nutanix AHV」は追加コストが発生しないことから、リソース次第では安価に拡張を行うことができます。
 また、今回の更新業務においては、資産管理ソフト「SKYSEA」や、ウイルス対策ソフト「APEX-ONE」など、庁内既存サーバから複数のソフトウエアを移行しました。必要最小限のスモールスタートとしており、今後は仮想化基盤の拡張やシステムを随時移行することができます。

▼Nutanixイメージ

継続した運用支援を計画

 当社は、仮想基盤の運用支援をするにあたり、定例会などの訪問による業務報告に加え、プロジェクト管理ツール「ASANA」を活用したサポートを展開することを計画しております。これにより、業務の課題を課内及び当社間で共有することで、業務の効率化が期待できます。また、国や周辺市町の動向を調査し、市の運用に則した最適なソリューションの提言や庁内情報系業務の改善に向けた支援等、基幹系業務と同様、継続的な運用支援を行いたいと考えております。
 焼津市DX推進課のご担当者様からは、「構築期間中、担当者には多くの助言やサポートをいただき大変感謝しています。今後の運用支援についても安心して任せられると感じており、また期待しているところです。」とのお声をいただいています。

▼焼津市役所 外観

 DX推進課職員様におかれましては、標準準拠システムへの移行準備など、例年にも増してご多忙な中、導入構築に向け庁内をご調整いただきありがとうございました。紙面を借りて御礼申し上げます。