沼津市立病院様(所在地:静岡県沼津市、院長:伊藤 浩嗣、病床数:326床)は、SBS情報システムの統合型電子カルテシステム「PrimeKarte」を採用し、2025年1月12日より稼働しました。
- 沼津市立病院様について
同病院は静岡県東部の中核病院として、高度急性期から慢性期まで幅広い医療サービスを提供しており、地域医療の質向上に貢献しています。2025年1月の電子カルテシステム更新により、これまで以上に安全で効率的な診療体制の構築と医療DXを推進しました。沼津市立病院様では、1998年より弊社のオーダエントリシステムDoctorX(PrimeKarteの前身システム)をご利用いただいており、今回のシステム更新におかれましても弊社の電子カルテシステムをご採用いただきました。
- 富士フイルムメディカル社製 統合診療支援プラットフォームの導入
沼津市立病院様は、電子カルテシステムの更新という大きな節目において、富士フイルムメディカル社製の統合診療支援プラットフォーム「CITA Clinical Finder」を導入されました。「CITA Clinical Finder」は、電子カルテシステムに加え、PACSや部門システムなど院内の医療情報を統合し、医師や看護師が必要な情報を一元的に閲覧できるプラットフォームです。直感的なインターフェースで時系列に沿った患者情報や検査結果、画像情報をシームレスに表示し、迅速かつ正確な診療を支援します。これにより、診療効率と医療安全の向上を両立し、地域医療の中核病院としての役割をさらに強化しました。
▼統合診療支援プラットフォーム(提供:富士フイルムメディカル社)

- エヌデーデー社製 二要素認証ソリューションの導入
電子カルテシステムの安全性を確保するため、エヌデーデー社製の二要素認証ソリューション「AZON(アズオン) 」が導入されました。「AZON」は、IDとパスワードによる認証に加え、ICカードや生体認証などを組み合わせて本人確認を行う二要素認証システムです。これにより、IDとパスワードの漏洩や盗用による不正アクセスリスクを大幅に低減し、情報セキュリティを強化します。厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」で推奨される二要素認証の導入により、不正アクセスや情報漏洩のリスクを大幅に低減し、患者様の個人情報を厳重に保護するとともに、情報セキュリティと法令順守体制を強化しました。
▼二要素認証ソリューション(提供:エヌデーデー社)

沼津市立病院様は、これらの先進的なITソリューションの導入により、地域医療の質の向上と、より安全で安心な医療提供体制の構築を両立させています。今後も医療DXを推進し、患者様と地域社会に貢献していくことが期待されます。SBS情報システムは、病院様の運営方針に寄り添った提案を続けてまいります。