SBS情報システムは、10月8日・9日に開催された地方公共団体情報システム機構(J-LIS)主催「地方自治情報化推進フェア2025」に出展いたしました。
弊社のブースへお立ち寄りいただいた全国の自治体の皆様、誠にありがとうございました。
- 全国自治体の皆様から寄せられた「お悩みマップ」のご紹介
ブースでは、「全国自治体の皆様のお悩み・困りごとをお聞かせください!」と題し、日本地図のパネルに全国からお越しいただいた職員の皆様のお悩み事を直接お貼りいただく企画を実施しました。
皆様にご協力いただき、日々の業務で直面している具体的な課題を「お悩みマップ」として可視化することができました。ご協力、心より感謝申し上げます。
▼「お悩みマップ」

-
特に多くの声が寄せられた共通の課題を、以下の3つのテーマに分けてご紹介します。
1. システム標準化・ガバメントクラウドへの対応
コストと予算確保
・ガバメントクラウドの利用やシステム標準化に伴う費用が高額で、予算確保に苦慮している。
・システム更改やPC入替に伴うコスト負担が大きい。
庁内の理解不足
・標準化のスケジュールや対応への不安がある。
・標準化の必要性・メリットが、庁内の予算担当や人事にまで十分に浸透していない。
2. DX推進と業務改善(BPR)における課題
人材と意識の不足
・DXを推進する専門人材(一人情シス)や、職員のデジタルリテラシー・意識(変革マインド、DXへの熱意)が不足している。
・業務改善(BPR)がなかなか進まない。
レガシーシステムと環境
・システムがバラバラで連携が取れない。
・「三層分離」によるデータ活用が進まない、セキュリティ対策への対応に悩んでいる。
・良いシステムがあっても予算の問題で導入できない。
3. 住民サービスと組織運営の課題
住民向けサービス
・施設予約管理がいまだにアナログで、住民が不便を感じている。
・マイナンバーカード対応や多国籍な住民への対応が難しい。
・「デジタル化しない方が都合がいい」と住民から言われるなど、デジタル化への抵抗がある。
庁内運営・組織課題
・人手不足、適切な労務管理の方法に悩んでいる。
・予算がつかない、ハードウェア等の価格高騰についていけない。

皆様から寄せられたこれらの貴重なご意見・お悩みは、弊社の今後の製品開発およびサービス提供の参考とさせていただきます。
引き続き、自治体職員の皆様の課題解決に向け、貢献できるよう努めてまいります。