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浜松市防災情報システム 再構築による機能拡充を実現

 2016年よりご利用いただいている「浜松市防災情報システム」をAWSのクラウド基盤で再構築し機能強化を行いました。システム再構築にあたり、従来の機能を踏襲しながらUIを大幅に改良し視認性を向上させました。

機能の拡充

 防災情報システムは、災害発生時に利用されるシステムであり、平時に利用されるシステムではありません。そのため、入力チェック機能やヘルプメッセージなどの入力支援機能を用意し、まれに訪れる災害発生時にも迷うことなく入力できるようにしています。
 トップページには、グラフや色分けにより、被災現場の対応状況や避難所、要請対応状況が一目で分かるようなポータル画面を配置しています。また、レスポンシブデザインに対応しているため、PC、スマートフォン、タブレットで最適化された画面で入力・確認を行えます。
 さらに、対策本部と現場での迅速な意思疎通を可能とする「チャット機能」や入力内容に対する「コメント機能」など、迅速且つ適切な災害対応が行える機能を追加しました。


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AWS化によるメリット

 AWS Lambdaでの構築により、災害時における急激なアクセス増加の際も安定した処理速度を確保でき、平常時には過剰なサーバスペックを要求する必要がないため、コストの削減も実現しています。
 また、高度に冗長化されたサービス群で構成されており、万が一大規模災害やデータセンター障害が発生した場合でも、業務を継続することが可能です。

システムのパッケージ化

 当社は、今後クラウド型災害情報共有システムをパッケージ製品として全国の市町村様に提供を開始する予定です。
 特にチャットやコメント機能などで、災害時にリアルタイムにコミュニケーションをとることで、被害情報の迅速な収集により災害対応の意思決定をサポートします。
 また、拡張性の高いAWSのクラウド基盤を採用しているため、今後も継続的にパッケージの機能拡充が可能となります。
 災害対策の強化をご検討されている自治体様がいらっしゃいましたら、是非お声がけください。20年を超える防災業務経験を活かし、各自治体様へ最適なご提案をさせていただきます。


▼浜松市防災情報システム チャット画面