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家屋評価システム「HYOCA-Z Web」 福井県庁にてLGWAN-ASPサービスで稼働

 福井県様は2024年2月1日、SBS情報システムのLGWAN-ASPサービスである家屋評価システム「HYOCA-Z Web」を導入しました。これにより、不動産取得税の算定業務において業務効率化が見込まれるなど、家屋評価業務全般の業務改善が期待されます。

業務効率化を目指したサービス

 福井県様では従来、家屋に係る不動産取得税の課税標準となるべき評価額の算定にあたり、独自の評価システムを活用してきました。このほどLGWAN型のパッケージ製品である家屋評価システム「HYOCA-Z Web」のサービス利用を開始したことにより、3年に1度改定される固定資産評価基準において、業務効率化と新評価基準による評価額の適正な算定を実現できます。
▼福井県庁前広場 結城秀康像

適正な評価計算と業務効率化を実現

 課税客体情報の登録業務において、構造と種類を選択し、各部分別の計算方法と補正計算の方法を決定して確認した上で、家屋評価計算を開始します。この際、経験の浅い新任担当者様でも、ナビゲーション機能により手順に沿って進めていくことができるため、担当者による評価方法のバラつきや計算ミスを防止し、公正な家屋評価計算を行うことができます。

LGWAN-ASPサービスによる豊富なメリット

 LGWAN-ASPサービスのHYOCA-Z Webは、「情報システム安全対策基準」を満たし、かつ入退室管理など人的脅威に対する適切なセキュリティ対策を満たすデータセンター内のサーバ上にシステム運用環境を構築します。インターネット回線とは切り離された、安全性の高い行政機関専用のネットワーク(LGWAN回線)を通じて、都道府県および市町村にサービス提供します。
 また、自治体様側で、家屋評価システムを運用するためのサーバやデータベースソフトなどを確保する必要がないため、初期、運用ともにコストを抑制できることに加え、動作監視、バックアップ、セキュリティパッチ適用など家屋評価業務外の管理業務からも解放されます。

自治体システム標準化への対応

 家屋評価システムは、自治体システムの標準化対象業務には含まれていませんが、家屋評価システムと連携している固定資産税システムは、対象業務となっています。HYOCA-Z Webは、異動データの標準レイアウトと連携方式(ファイル連携、API連携)に対応しますので、ガバメントクラウドへのリフトをご希望の場合、ガバメントクラウドを用意いただくことで、指定の環境に家屋評価システムを構築し、稼働することができます。
 家屋評価システムの導入を検討されている自治体様や、家屋評価業務で効率化やDX化を目指す自治体様は、ぜひ当社にご相談ください。

HYOCA-Z Webの新たな研修サービスを開始

新任担当者様向けのウェビナーによる操作説明をグレードアップしました
令和6年度より、従来の発信型のウェビナーによる操作説明から「対話型」「少人数制」「参加費無料」の操作説明を開始しました。
5月から9月の間、隔週で木造家屋評価を例に、HYOCA-Z Webの操作研修を実施します。
研修は実際にシステムを操作しながら、わからない部分を質問できます。
完全予約制となっていますので、ご参加を希望のお客様は、家屋評価サポートセンタまでお問い合わせください。
ご都合の良い日程で参加が可能ですので、ぜひ皆様のご参加をお待ちしています。 
【お問い合わせ先】hyoca-support@mlist.sbs-infosys.co.jp