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電子カルテシステム「PrimeKarte」 独立行政法人国立病院機構静岡医療センターで稼働

独立行政法人国立病院機構 静岡医療センター様(所在地:静岡県駿東郡清水町、院長:岡﨑 貴裕、病床数:450床)はSBS情報システムの統合型電子カルテシステム「PrimeKarte」を採用し、2024年12月1日より稼働しました。

静岡県東部地区の中核病院

 静岡医療センター様は、静岡県東部の自然豊かな駿東郡清水町(沼津市と三島市の中間)に位置する、独立行政法人国立病院機構が運営する地域中核病院です。「循環器」「がん医療」「救急」「総合診療」を4本柱とする急性期医療と神経・筋疾患、重症心身障害を中心とする慢性期医療を提供され、幅広い診療分野で地域住民の健康を支えています。
 同病院は、2011年10月から2017年9月まで当社の電子カルテシステム「PrimeKarte」をご利用いただいていましたが、2017年10月から2024年11月までは他社製の電子カルテシステムを利用されていました。
 そしてこの度、2024年12月1日より再び当社の「PrimeKarte」を採用いただく運びとなりました。再びPrimeKarteが静岡医療センター様の地域における更なる発展に貢献できるよう、当社としても最大限のサポートを担ってまいります。

▼静岡医療センター様外観

医療DXの対応

 今回のシステム更新では、従前よりご利用されていましたオンライン資格確認システムの継続利用の対応だけではなく、医療DX政策の一環である電子処方箋発行機能や、救急時医療情報閲覧機能も新たに導入いただきました。
 厚生労働省が掲げる「医療DX令和ビジョン2030」に沿った対応が、今後も加速していくと予想されます。当該政策では、①「全国医療情報プラットフォーム」の創設、②電子カルテ情報の標準化(全医療機関への普及)で国民の医療情報の共有・統合を促進させ、③「診療報酬改定DX」により現場の業務効率化を目指す内容となっています。
 静岡医療センター様は、国立病院機構の医療機関であるため国策である医療DXに対していち早い実現を希望される可能性が高いと考えています。当社は、「PrimeKarte」において今後も国の政策動向を注視し、求められる機能・サービスを迅速に提供できるよう努めていきます。

外部回線の集約

 国立病院機構の方針に基づき病院から外部接続するインターネット回線は、国立病院機構本部が構築した高セキュリティなネットワークを経由して接続しました。これにより、外部インターネット接続回線を集約することができ、セキュリティリスクの低減に寄与しています。今回のシステム更新時には、当社のリモート保守、ウイルス対策ソフトのパッチファイルのダウンロード、時刻同期、院内サーバー機器からのアラートメールの送信を当該ネットワーク経由で行うようにしました。静岡医療センター様では、今後も段階的に外部接続回線の集約を進め、より強固なセキュリティ体制の確立を目指しています。