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統合型電子カルテシステム「PrimeKarte」

医療法人社団 明徳会 十全記念病院で稼働

 医療法人社団 明徳会 十全記念病院様(静岡県浜松市、臼井岳病院長)は、299床(一般95床、回復期リハビリテーション病棟58床、長期療養型96床、地域包括ケア50床)を有する地域の基幹病院です。2017年5月よりSBS情報システムの統合型電子カルテシステム「PrimeKarte」を採用しており、2025年7月27日にシステムの更新を行いました。今回の更新では、新たに歯科システムとの連携が実現されています。

整形外科、リハビリテーションに強み

 十全記念病院様は、整形外科およびリハビリテーションを強みとする総合病院です。2022年には、全身麻酔や脊椎麻酔などを必要とする手術を年間656件実施しました。
 また、スポーツ整形や急性期から回復期、在宅まで一貫したリハビリテーションを提供しています。透析センター(72床)も有し、透析治療が必要な患者様の長期療養にも対応しています。

▼ 十全記念病院様外観

歯科システム連携で情報の一元管理と業務効率化を実現

 今回のシステム更新の大きな特徴は、歯科診療における情報連携の強化です。SBS情報システムの電子カルテシステム「PrimeKarte」、ナイス社の医事会計システム「ML-A Plus」、そしてメディア社の歯科システム「With」が相互に連携しました。
この連携により、従来は分散していた患者情報や診療情報の一元管理が可能となり、業務効率が大幅に向上しました。
主な連携内容は以下の通りです。
【患者情報の連携】
医事会計システムの患者属性・保険情報を歯科システムへ送信します。
【システムの起動】
電子カルテシステムから歯科システムを直接起動できます。
【診療・請求情報の連携】
電子カルテからのオーダー情報が医事会計システムに送られ、処置に関する情報が歯科システムと連携します。
 これにより、歯科外来・入院レセプトも医事会計システムからスムーズに出力されます。
【文書の共有】
歯科システムで作成された記事や文書は、PDFファイルとして電子カルテに連携され、院内で共有されます。
【マスタデータの連携】
診療科やスタッフなどのマスタ情報は、電子カルテから歯科システムへVIEW連携されます。
 この仕組みにより、歯科部門での情報入力の二度手間がなくなり、電子カルテ端末からいつでも情報を参照できるようになりました。

▼ 歯科システムwith連携図

 SBS情報システムは、これからもお客様のご要望やニーズにあった提案を続けてまいります。
 最後になりますが、本システムの導入にあたり、多大なるご協力を賜りました病院情報システム担当者様、病院職員様の皆様には、この場をお借りして深く御礼申し上げます。