栃木県税務課様では、家屋評価システム「HYOCA-Z Web」を導入し、2026年1月よりLGWAN-ASPによる運用を開始しました。都道府県としては、2024年2月に稼働した福井県税務課様に次いで5番目のユーザとなります。不動産取得税の算定業務の効率化など、家屋評価業務全般の業務改善が期待できます。
- 業務効率化を目指したシステム導入
栃木県様は、これまでエクセルベースの計算システムを用いて家屋評価計算を行っていました。評価額の算出においては、複数のファイルを使用する構成や手入力を前提としているシステム構造だったことから事務の負担が大きく、また3年に一度行われる評価替えに伴うシステム改修作業に多大な時間を要していたことが課題となり、家屋評価システムの導入を検討することになりました。
システムの導入にあたっては、評価計算時間および評価替え作業の大幅な短縮、評価物件データの一元管理など家屋評価事務の効率化といった観点からシステムの検討が行われました。▼ 栃木県庁様 外観と「いちご王国」のモニュメント

- 適正な評価計算と業務効率化を実現
「HYOCA-Z Web」による評価計算は、台帳画面への課税客体情報の登録から始まります。システム上で構造と用途を選択し、各部分別の計算方法と補正計算方法を確認してから評価計算を開始します。これによって、担当者による評価方法のばらつきを防止し、公正な家屋評価計算を行うことができます。
評価計算では、システムのナビゲーション機能により順序どおり進めていくため、経験が浅い職員様でも迷わず入力を進めることができます。また、部材・補正の登録では、マウスを使った直感的な操作により家屋評価計算入力の効率化が図られます。
- 評価替え作業の効率化
家屋評価システムでは、新基準の計算方法に対応したプログラムを提供しますので、栃木県様がこれまで行っていた評価替えに伴う計算方法の見直しをする必要はありません。マスタ設定は本稼働時の前基準の設定を引き継ぐため、栃木県様は独自評点の点数見直しなどを行うだけで済み、評価替え作業の効率化が図られます。
また、LGWAN-ASP運用により新基準に対応したプログラムの適用と利用開始が迅速に行われるため、業務の効率化が期待できます。▼ 栃木県マスコットキャラクター「とちまるくん」

- LGWAN-ASPによる運用効果
家屋評価システムは、当社がLGWAN-ASPを運用するデータセンター内のサーバを使用するため、栃木県様で物理サーバや仮想サーバなど庁内における運用環境をご用意いただく必要がなく、ハードウェアおよび保守のコスト削減が図られます。
運用においては、日々のデータバックアップ、ウイルス対策ソフトやOSパッチ適用といったセキュリティ対策などはデータセンター内で行うため、職員様のご負担が軽減され運用管理の効率化が図られます。
また、栃木県様が登録した評価計算データは、堅牢なデータセンターでお預かりするため、災害時におけるデータの保全が可能となり、安心・安全な運用を行うことができます。