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自治体システム標準化に対応 設備増強により帳票類アウトソーシングサービスを強化

 自治体情報システムの標準化・共通化が令和7年度から本格化する中、SBS情報システムは、お客様である地方公共団体の多様なニーズに迅速に応えるべく、帳票アウトソーシング関連機器を刷新しました。昨今の自治体DXの進展に伴い、帳票類を削減する動きが加速する一方、自治体実務においては、住民への確実な周知や申請業務の要として、依然として紙媒体が重要な役割を担っています。こうした現場の声を真摯に受け止め、今回の設備更新を通じて、より高精度で安定したアウトソーシングサービスを提供し、自治体業務の確かな継続性を支援してまいります。

直面した「二つの壁」

 自治体システムの標準化に伴う仕様統一により、住民税や固定資産税など税務関連帳票をはじめ、福祉関連の帳票など各種帳票類について、標準仕様のレイアウトが定義されました。これにより、既存の自動封入封緘機では、帳票の厚みやサイズの新たな組み合わせに対応できず、機械封入が困難になるという事態が発生しています。

 また、市場環境の変化も大きな壁となっています。大量印刷を支えてきた「連続帳票プリンタ」市場では主要メーカーの撤退が相次ぎ、リーズナブルな中小スペックの機器が事実上なくなりました。そのため、自治体が自庁舎内で機器を保有し、職員自らが印刷を行う運用は、コスト・保守の両面で極めて困難な状況となりました。

 このような状況を受け、当社では既存の自動封入封緘機へ標準化仕様対応のオプションを増設。さらに、自庁舎での運用が困難になった団体様からの受託増を見据え、最新鋭の高速連続帳票プリンタの導入を決断しました。これにより、静岡県内で当社の総合行政システム「STAFF-Suite」をご利用いただいている団体様をはじめ、多くのお客様に、より確実で質の高いサービスを提供できる環境が整いました。

▼ 封入封緘機オプション「EZフィーダー」

最新鋭設備の導入による「最適解」

 自治体様の業務継続性を担保するため、当社では出力から封入・検品に至るまで、設備の抜本的な強化を実施しました。まず、出力の要となるプリンタには、業界屈指の高速処理能力と高精細な印刷品質を誇る富士フイルムビジネスイノベーション社の「CF191」を導入しました。これにより、標準化によって定義された多様な帳票データも、これまで以上のスピードと安定性をもって出力することが可能となっています。

 さらに、封入工程においても大幅な高度化を図りました。既存の自動封入封緘機のオプションとして江澤事務器製の高性能検査機「EZ-EX」を増設することで、「厚み・カメラ・フラップ」などによる厳格な検品体制を確立。標準化に伴う特殊な仕様変更にも柔軟に対応し、誤封入を物理的に防ぐ高レベルのチェック体制を構築しています。

 あわせて、用紙投入機「EZフィーダー」を導入したことで、従来は機械処理が難しかったブック加工帳票とバラ帳票が混在するケースでも、スムーズな自動投入が実現しました。手作業による介入を最小限に抑え、極めて精度の高い発送準備体制を整えています。

▼ 連続帳票高速プリンタ「CF191」

サービスの質の向上とこれから

 今回の設備投資により、当社の帳票アウトソーシングサービスは、単なる作業代行から「変化に強く、最高度の精度を誇る高付加価値サービス」へと進化しました。制度改正の荒波の中でも、自治体様が安心して基幹業務に専念できるよう、私たちは最新技術とノウハウを駆使し、強固なサポート体制を提供し続けてまいります。