JA静岡厚生連静岡厚生病院様(静岡市葵区)は、SBS情報システムの統合型電子カルテシステム「PrimeKarte」を導入、2021年5月6日より運用を開始しました。今後、他のJA静岡厚生連2病院(リハビリテーション中伊豆温泉病院様、遠州病院様)でも電子カルテシステム導入および更新を進めていきます。
- 電子カルテ化に伴う機能強化を実現
JA静岡厚生連4病院では、病院情報システム更新に合わせてシステムの機能強化を行い、更なる業務効率化を目指しています。
2番手となる静岡厚生病院様では、電子署名機能を実装した電子カルテ、診断書作成システム、薬歴・インシデントレポートなどの各オーダ、健診システムとの完全なオーダ連携などの機能追加を実現しました。

- PrimeScan電子署名 タイムスタンプ機能
JA静岡厚生連4病院様では、電子カルテシステム導入にあわせ、SBS情報システムの電子署名・タイムスタンプ機能「Prime Scan」を採用し、導入いただきました。
患者様に手書きでサインなど記載いただいた同意書等はスキャンすることで電子的に保存できますが、電子署名・タイムスタンプ機能が導入されていない場合には、原本保存が必須となります。
PrimeScanの導入により、スキャンされた文書には自動的に電子署名およびタイムスタンプが記録されます。これにより、原本保存の必要がなくなり、ペーパレス化を実現します。さらに、電子カルテシステムにPrimeScanの機能を追加することで、もう一段レベルの高いペーパレス運用となります。
電子署名された文書は、PrimeKarteの指示歴画面で電子署名された日時を確認でき、該当文書には署名済みであることが表示されます。また、署名検索機能も備えており、文書ごとに署名の完了・未完了の確認が可能となります。

PrimeScan導入にあたっては、電子証明書の取得が必須でした。病院様には導入前に電子署名運用管理規定の策定、電子署名を行う文書の洗い出し、病院代表者様の選定など、必要な手続きを行っていただきました。煩雑な作業だったとは思いますが、こうした作業を経て、電子証明書を取得、ペーパレス化を実現しました。
JA静岡厚生連様では、清水厚生病院様に引き続きグループでは2病院目の電子カルテシステム導入となりましたが、安定した稼動を迎える事ができました。
システム導入にあたり、静岡厚生病院、JA静岡厚生連本所の職員様に多大なるご協力を賜りました。この場を借りて深く感謝申し上げます。