JA静岡厚生連清水厚生病院様(静岡市清水区)は、SBS情報システムの統合型電子カルテシステム「PrimeKarte」を導入、2021年2月1日より運用を開始しました。今後、他のJA静岡厚生連3病院(静岡厚生病院様、リハビリテーション中伊豆温泉病院様、遠州病院様)でも電子カルテシステム導入および更新を進めていきます。
- 電子カルテ化に伴う機能強化を実現
JA静岡厚生連4病院様では、病院情報システム更新に合わせてシステムの機能強化を行い、さらなる業務効率化を目指しています。
一番手となる清水厚生病院様では、電子カルテ化に伴い、文書電子保存のための電子署名・タイムスタンプ、医療過誤防止のための3点認証、処置・輸血・化学療法などの各オーダ、健診システムとの完全なオーダ連携などの機能追加を実現しました。

- 健診システム連携機能
JA静岡厚生連4病院様では、すべての施設に健康管理センターが併設されており、健康診断、ドック、バス健診業務など幅広い健診事業を展開しています。
2002年度の初代病院情報システム稼働時より健診業務との連携を意識したシステムを構築し、健診結果が病院情報システムから参照できる機能や健診から精密検査に至る業務をシームレスに移行できる機能をいち早く導入していました。
現在に至るまで特定健診・保健指導事業への対応やハードウェア更新を続けてきましたが、今回のシステム更新に合わせて最新の健診システムパッケージへ移行し、パッケージに合わせたシステム運用の見直しを実施しました。その一環として、電子カルテシステム「PrimeKarte」と健診システムとの完全なオーダ連携機能を実装しました。
今までは健診システムへの登録とは別に、電子カルテシステムから健診で実施する検査をオーダ発行する必要がありました。今回のオーダ連携機能実装で、健診システムにて予約したタイミングで健診コースに紐づく生理・放射線検査オーダが、電子カルテシステムへ連携されるようになりました。また、予約枠情報をリアルタイム連携することで、最新空き枠情報の共有も可能となりました。

SBS情報システムは、お客様のニーズに合わせて、最適なサービスを提供できるよう、お客様の満足度を第一に日々品質の向上に努めていきます。
最後になりますが、システム導入にあたり、清水厚生病院ならびにJA静岡厚生連本所の職員様に多大なるご協力を賜りました。この場を借りて深く感謝申し上げます。