SBS情報システムは計量検査システムのAndroidアプリで開発、各ユーザへの更新導入作業が進んでいます。2019年度には一般社団法人静岡県計量協会様、大阪市計量検査所様にてシステム更新を実施。2020年7月には、静岡市生活安心安全課計量検査係様にてAndroidアプリ版でのシステム更新を行いました。
- SBS計量検査システムとは
製造時に厳密に検査されたはかり(計量器)は、長い間使っていると狂いが生じてきます。そこで、商店・病院などで取引や証明に使われている電気式や指示式のはかりは、計量法により定期的に計量器の検査を受けることが義務付けられています。
本システムは計量器検定検査に関わる事務を総合的に管理するシステムで、下記の機能を備えています。
【基本機能】
■検査業務事前処理機能
計量検査対象者を登録し、集合検査、巡回検査、所在場所検査ごとに、お知らせハガキ、申請書を作成します。
■タブレット端末処理機能
検査対象者をタブレット端末(AndroidOS)にて伝送し、受検者が持ち込んだ秤の種類等を入力し、受検料を計算し、領収書を発行します。Androidアプリ版にしたことで、操作性・レスポンスが向上しました。
■検査業務事後処理機能
タブレット端末からデータを取り込み、日次統計を作成します。直納者は消込み処理を行い、収納履歴等が検索できます。不合格秤の管理、未検者、年次統計ができます。

- 現場の検査作業に最適なデバイスを
計量検査の作業については、野外などでの作業も想定されます。利用するデバイスとして、コンパクトなタブレット端末とモバイルプリンタの組合せを提案しています。それぞれの機器にストラップを付けることで、持ち運びが楽になる、安定して作業を行うことができるといった評価をいただいています。
悪天候時の屋外作業に備え、タブレット端末は耐衝撃・耐落下だけでなく、防水・防塵などの高い耐久性を持つPanasonic社のタフブックを採用しています。

- 継続していく業務システムとして
本システムのような自治体様の一部署や出先機関で使われるシステムは、現場の担当者によるExcel管理などで行っている場合が未だに多くあります。
しかしこのような場合、担当者の異動や退職、また、OSのバージョンアップなどで、長年使用していたExcelファイルが急に利用できなくなるなど、業務の継続に不安が多いという問題があります。
今後も継続しなくてはならない業務システムとして、計量検査業務に特化して開発されたSBS計量検査システムのご利用を、ぜひご検討ください。