医療法人社団アール・アンド・オー様(鈴木延幸理事長:静岡市葵区)はSBS情報システムの統合型電子カルテシステム「PrimeKarte」を採用し、静清リハビリテーション病院で2020年6月1日に、静岡リウマチ整形外科リハビリ病院及び駿府の杜クリニックで2020年8月3日に稼働しました。
- 急性期から回復期、介護へのシームレスな連携を実現
医療法人社団アール・アンド・オー様の関連4施設(静岡リウマチ整形外科リハビリ病院、静清リハビリテーション病院、エスコートタウン静清、駿府の杜クリニック)では、2012年2月より、弊社オーダエントリシステムをご利用いただいています。同法人様は急性期医療から回復期医療、そして介護へと一貫したシームレスな連携を実現することで患者様の生活に寄り添う医療・サービスを提供しています。
弊社の電子カルテシステムは関連4施設を1システムとして運用することで各施設の情報共有、施設間のスムーズな移動を実現するなど、同法人様の運用に合わせた機能で運用を支援しています。

- クラウド型電子カルテシステムへの更新
今回のオーダエントリシステムから電子カルテシステムへの更新プロジェクトには、2つの大きなコンセプトがありました。
1つ目は、施設内にサーバを設置するオンプレミス型からクラウド型へ移行することです。クラウド型への更新は電子カルテシステムの稼働前の2020年3月末に実施しました。クラウド型にするメリットとしては、施設内のサーバ管理や故障対応などのメンテナンスが不要になる点や、今後サーバの更新を意識しなくてもよくなる点、地震などの災害時にもデータが消失しない安全な情報保管ができる点等が挙げられます。
2つ目は、電子カルテシステム利用に伴う院内の業務改善です。一般的に電子カルテ化することにより、情報共有が促進されることやカルテの閲覧性の向上が見込まれますが、同法人様では特に診療業務の効率化に重点をおき、法人内での診療記録の標準化を進められました。記載方法についても可能な限り選択形式を採用することで誤記の防止や診療業務の生産性の向上を図り、患者様へスピーディーで高品質な医療サービスの提供を可能にしました。同法人様からは、電子署名によるペーパレス化や患者様による予約取得システムの一本化等のご要望も早速いただいており、引き続き対応してまいります。
SBS情報システムでは、今後もお客様のニーズにあったサービスを提供していくとともに、時代の流れに沿った新しいシステムの提案をしてまいります。最後になりますが、今回のシステム導入にあたり鈴木理事長、高木院長、松山副院長をはじめ法人職員の皆様にも多大なご尽力を賜りました。この場をお借りし深く御礼申し上げます。
