島田市様は、SBS情報システムの総合行政システム「STAFF-クラウド」の運用を2020年3月2日より開始しました。ハウジングサービスで当社が提供していた既存システムをすべてクラウド環境に移行したもので、システムの拡張性などにおいてサービスレベルの向上を図ることができました。
- クラウドサービスへの移行
島田市は、従来ハードウェアを購入し、SBSデータセンター内にてシステムを稼働させるハウジング形態での運用を行っていました。サーバ機器の老朽化によるシステム更新にあたり、当社が地方公共団体向けに提供するクラウド型サービスへの移行を行いました。
クラウド型サービスでは、常に拡張を意識したリソースが確保されているため、システムの追加、およびシステムの利用者数が増加した場合の対応が柔軟に行えるメリットがあります。また、総務省や静岡県が推奨する自治体クラウドへの対応がしやすい環境です。
- 短期間での確実な移行作業の実施
同市広報情報課を中心とした職員様のご協力のもと、綿密な打ち合わせと現地調査に取り組んだことで、短期間で確実なシステム移行を行うことができました。
広報情報課の九島様からは「インテル社CPUの枯渇問題や、端末のマスターイメージの作成、シスプレップを利用した端末展開など不安要素もありましたが、双方のコミュニケーションを密にすることで、無事稼働まで行きつくことができました」とお言葉をいただきました。
また、今回のシステム移行を機に、庁舎内にサーバを設置して運用していた介護認定支援システムを当社データセンターに移設し、ハウジングで運用を開始しました。
- 今後の展開について
島田市様は、2019年11月に「島田市デジタル変革宣言」を発令され、先進技術を活用した業務効率化の推進を検討されています。
当社では、データセンターを活用したサービスを拡充するとともに、職員様の業務効率化の一助となれるようRPAツールやAIを活用したシステムを提案したいと考えています。
最後になりますが、今回のクラウドシステム導入にあたり、広報情報課をはじめとした職員の皆様に多大なるご協力を賜りました。この場を借りて深く感謝申し上げます。