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STAFFクラウドサービス、県内外で続々稼働 LGWAN版家屋評価システム

 鎌倉市様と藤枝市様は家屋評価システムの更新に伴い、クライアントサーバ方式から家屋評価システム「HYOCA-Z Web」へ更新しました。Web化にあわせて両市ともにLGWAN-ASPサービスを利用する方式へ変更し、鎌倉市様は2019年9月、藤枝市様は2019年11月より運用を開始しました。

操作性の向上とデータの保全

 鎌倉市様は、システムの更新にあたって、機能性や操作性向上による業務の効率化、登録済の家屋評価計算データを確実に移行できるか、といった観点で次期システムの選定を行われました。加えて、本庁舎が津波に対する脆弱性、耐震性といった課題に直面しており、家屋評価計算データの保全を考えLGWAN-ASPによる運用を検討されていました。
 新システム「HYOCA-Z Web」は、旧システムと比べ、ナビゲーション機能、エラーチェック機能などにより業務負担軽減が図られ、さらに部材や補正の登録ではマウスでのドラッグ&ドロップといった直感的な操作方法を採用し、操作性を向上させています。旧システムからのデータは、図面を含めて新システムへ移行ができ、複写による再利用も可能です。
 当社LGWAN-ASPサービスによる家屋評価システムの静岡県外への展開は始まったばかりですが、神奈川県では小田原市に続き、2例目となる導入を実現することができました。

運用管理の負担軽減

 藤枝市様は、事務処理の統一化や正確性の向上及び効率化をより一層進めることを目的とし、システム更新のプロポーザルを行いました。
 既存システムからのデータ移行及び、当社のLGWAN-ASPによる運用をご評価いただき「HYOCA-Z Web」をご採用いただきました。
 藤枝市様では、既に庁内のLGWAN回線が整備されていたため、ネットワーク工事も無くスムーズにご導入いただきました。なお、藤枝市様の更新により、静岡県内では23の自治体様でHYOCA-ZWeb(LGWAN-ASPを含む)をご利用いただいています。
 LGWAN-ASPはクラウドサービス利用のため、従来のようにシステムを利用するために必要なサーバが不要となります。サーバの購入や保守費用の削減はもちろん、サーバのメンテナンスやバックアップデータ取得等の維持管理の負担軽減に加え、サーバ老朽化に伴う機器障害や買い替えを気にする必要もありません。弊社内でサービスの保守を行うため、通常業務のサポートに加え、定期的なバージョンアップ対応や突発的に発生する障害対応にも、お待たせする事なく、迅速に対応することができます。
 また、LGWANは地方公共団体を相互に接続する行政専用のネットワークのため、セキュリティも非常に高いレベルで保たれており、データは静岡県外にある強固なデータセンターに保管するため、万が一の災害時でもデータを守ることができます。

今後について

 当社では、LGWAN版家屋評価システムの導入を進めながら、業務効率化をご支援する新サービスを提供し、家屋評価業務全般を総合的にサポートして参ります。
 なお、本システム導入にあたり、鎌倉市資産税課、藤枝市課税課職員様をはじめ関係の皆様には、多大なるご協力を賜りました。この場を借りて深く感謝申し上げます。