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クラウド対応 統合型電子カルテシステム「PrimeKarteX(クロス)」 医療法人社団 心で稼働

 医療法人社団 心様(小野宏志理事長 浜松市中区)は、SBS情報システムのクラウド対応統合型電子カルテシステム「PrimeKarteX」を採用し、2020年3月1日より電子カルテが稼働しました。

地域密着の医療・介護サービスを提供

 医療法人社団 心様は、浜松市中区を拠点とし、内科、循環器内科、小児科、外科、緩和ケア内科の「坂の上ファミリークリニック」、内科、消化器内科、緩和ケア内科(入院19床)の「坂の上在宅医療支援医院」の2つの医療機関と、介護付き有料老人ホーム「坂の上ガーデン幸」、介護老人保健施設「坂の上ろうけん曳馬野」など地域密着型の医療・介護サービスを提供されています。特に訪問診療に力を入れており、地域住民に切れ目のない医療サポートを提供されています。
 また、従業員にも働きやすい環境づくりを推進しており、浜松市ワーク・ライフ・バランス等推進事業所として浜松市より表彰されています。

クラウド対応統合型電子カルテの基盤としてAWSを採用

 今回のクラウド対応統合型電子カルテ構築にあたっては、セキュリティ、法規制対応、耐障害性および高可用性などを検討し、AWS(アマゾン ウェブ サービス)を採用しました。これにより、お客様へ満足度の高い、安全安心のシステム提供が可能となります。

2つの医療機関でのシームレスな電子カルテ閲覧

 医療法人社団 心様では、これまで他社製電子カルテを利用していましたが、2つの医療機関それぞれが独立した電子カルテを採用しており、同一患者様であってもそれぞれの電子カルテで確認する必要があり、煩雑さが問題となっていました。
 今回2つの医療機関で「PrimeKarteX」を採用したことにより、患者IDを統一し、どちらの医療機関にかかっても1つの電子カルテを開くだけで閲覧可能となりました。
 また、往診先での電子カルテ利用についても大きな改善を図りました。これまでの電子カルテでは、施設内の端末に往診先端末からリモートデスクトップで接続する利用形態のため、2台のパソコンを占有してしまうという問題がありました。当社電子カルテでは往診先端末のみで電子カルテの利用が可能になり、これまでと同じ端末台数でもより多くの職員が端末を利用できるようになりました。

グループ企業との協力による往診用モバイルルータの通信費用削減

 医療法人社団 心様のシステム導入にあたっては当社だけでなく、静新SBSグループにも協力を得ました。これまで往診業務などで利用していたモバイルルータを、グループが運営している@Sモバイルのルータに切り替え、通信費用の削減を行いました。
 @Sモバイルでは、モバイルルータだけでなくスマホなども扱っており、企業内における社有携帯の乗り換えでの経費削減も可能です。


 SBS情報システムでは、これまでのサーバ設置型だけでなく、クラウド型での電子カルテシステム提案により、医療機関様のご負担を大幅に削減できる提案を進めていきます。


 結びにあたり、今回の選定および導入作業では、小野宏志理事長をはじめ、多くの関係者にご尽力を賜りましたこと、この場を借りて感謝申し上げます。