医療法人 かもめクリニック様(長時間透析研究所 金田浩所長、医療法人かもめクリニック 金田史香理事長)はこのほど、運営する4施設でSBS情報システムの統合型電子カルテシステム「PrimeKarte」を導入しました。4施設で同一システムを使うことにより、利便性と生産性の向上の促進を目指しています。
- 患者に寄り添う透析治療を実現
かもめクリニック様は、地域に密着した透析治療の医療機関を、東北・関東地方で運営しています。「十分な透析」「十分な食事」という2つのコンセプトを重視しており、患者の負担軽減や社会復帰を考慮した長時間透析を提供しています。
運営施設は、かもめクリニック(いわき市)、かもめ・みなとみらいクリニック(横浜市)、かもめ・日立クリニック(日立市)、かもめ・大津港クリニック(北茨城市)の4施設です。
これら4施設で、透析管理システムとの密な連携実績のある当社の電子カルテシステム「PrimeKarte」を採用いただきました。
▼かもめクリニック様 各施設

- コロナ禍での円滑なプロジェクト遂行
導入作業は、4施設とも2021年に行われています。6月のかもめクリニックにはじまり、7月にかもめ・みなとみらいクリニック、8月にかもめ・日立クリニック、9月にかもめ・大津港クリニックで順次、稼働しています。
コロナ禍での導入作業でしたので細心の注意を図りながら対応し、概ね順調にプロジェクトを遂行することができました。
- 4施設で同一の電子カルテシステムを利用
かもめクリニック様は、これまで各施設で独立した電子カルテシステムで運用されていました。今回、システムを刷新するにあたり、1施設にサーバー機器を設置し、その他の3施設は閉域VPNで接続するという共同利用型を採用しました。
これにより、4施設で異なっていた患者IDが統一され、複数施設を診察される医師がどの施設にいても同じ電子カルテシステムを閲覧することができるなど、利便性向上を実現しました。また、従来、リモート接続で確認していた施設間を移動された患者の過去のカルテ情報を確認できるようになり、操作の手数削減を図っています。
その他にも、患者情報や透析情報から四則演算処理を自動で行い、標準化透析量(Kt/V)を計算するテンプレートを利用するなど、標準搭載機能を有効活用していただいています。
最後になりますが、今回のシステム導入にあたり金田浩所長、金田史香理事長をはじめ職員の皆様にも多大なご尽力を賜りました。この場をお借りし深く御礼申し上げます。
▼かもめクリニック様 施設間の連携概要図
